爪が教えてくれる病気の信号

普段私達が健康を維持するためには、身体から発信されるいろいろな信号に注意しなければなりません。頭痛やめまい、痺れなどが一般的な病気の信号ですが、実は爪も病気の信号を発信しているのです。


ちなみに日本人の10人に1人が爪の病気であるとされているようで、油断していると自分では気がつかないうちに、大きな病気にかかっていることもあるのです。このように爪も身体の異常を知らせてくれる大事な役割を持っているので、こうした正しい知識を身に付けて健康体を目指したいものです。


爪は主にケラチンというタンパク質の一種で構成されていて、含水量は12％～16％、脂肪量は0.15％～0.75％程度となっています。この水分量は外界の環境で変化し、冬の乾燥期には硬く脆くなります。又、爪がマニキュアなどの化学薬品に接触すると、脱脂、脱水作用によって水分量を失い、表面が荒れて極端に脆くなって割れやすくもなります。


そして時に体調の変化を知らせてくれる信号を出すことがあり、自分では気付かないうちに何らかの病気や疾病にかかっていることがあります。健康な状態の爪は、薄いピンク色をしていて表面も滑らかですが、色や形などに異常が発生した場合には、何かの病気、疾病を疑ってみた方が賢明で、健康のためには早期解明と治療が最も大事なのは間違いありません。